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Newcastleの名残り [Newcastle upon Tyne]

10月2日(土) 晴れ
 10月になってもーた。4ヶ月が経過し、2年滞在ならともかく、1年で帰らなければならないならもう3分の1以上が終了したことになる。仕事は頑張っている方だとは思うが、時間はどんどん過ぎてゆくので焦りもないわけではない。

 今日は市内をお散歩。Newcastleと呼ばれるゆえんとなった11世紀の「新城」はその外壁を一部に残すのみだが、廃墟となっていたGateが19世紀に地域の篤志家により再建されて今に残っている。場所はCentral stationから河の方向に少し下りたところで、鉄道(東海岸本線)はかつての城壁に沿って走っており、建設中に多くの遺構や遺物が発見されたという。観光客もまばらで、恐らくは小学生の遠足(笑)くらいでしか地元の人も来ないんだろうが、住むからには一度行っておこうと思い行ってみた。


 Black Gate。Castle Keepと城壁をはさんで対峙する形で(つまり城壁の内側の検問所として)建つ。建物そのものは17世紀のもの。中には入ることが出来ない。


 Castle Keep。この場合のKeepは天守閣とか要塞とか砦とかいう意味だが、要するに街に入るところに建てられた城塞。Newcastle自体は1080年に建てられたものだが、現在の形になったのは1168年から1178年にかけてヘンリー2世の命で建設されたもの。外壁は修復中。現在は市の管理になっていて入場料は大人1.5ポンド、学生はたった50ペンス(100円!)。


 地下のチャペル。壁は石造りがむき出しの、いかにも英国的な造り。ホールや井戸やトイレの跡(!)も残されているが、狭くて寒々としていて、この時代の生活がしのばれる。落とし穴の跡や牢獄もあるので、実際にえらい人が長く住んでいたわけではないのだろう。


 屋上から街を眺める。中央遠めに見える白い構造物は、もちろんSt.James Park


 反対側、Tyne川とその向こう岸の街Gatesheadを望む。緑の橋がTyne Bridgeで、右下にちょこんと赤くてかわいいSwing Bridgeが写っている。Gateheadはつい20年前まではスラム街もあって、英国でも最悪の街の一つに挙げられていたらしいが、今は大規模な再開発や公営住宅の整備や好景気もあって普通の街になっている。河岸の再開発によりここ数年は観光客も訪れるようになった。この地域で最も大きいホテルHilton、ヨーロッパ最大のショッピングモールMetrocentre、コンサートホールThe Sageなどはこの4~5年で登場したもの。このあとちょっと散歩してみたが、ごく普通の(といってもNewcastleよりは治安は良くなさそうだが、Glasgowよりはましな感じの)街だった。


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コメント 2

どらとら

先日は、ご訪問ありがとうございました。
最後の、「グラスゴーよりまし」の部分で爆笑してしまいました。
by どらとら (2005-10-06 21:25) 

KDN

これは失礼(笑)。
英語の分かりやすさもマシかも…
by KDN (2005-10-07 06:06) 

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