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謎のブランド~Kimbara(金原?) [音楽と趣味]

 研究室の助教授格であるNickが、自慢のアコースティックギターを持ってきた。名を"Kimbara"という。全く見たことのないブランドだが、まあ静岡では鈴木さんと並んで山ほど見かける名前だから間違いなくそのあたりで生産されたギターなのだろう。彼の言うところでは、Oxford時代の30年前に30ポンド(今のレートで6000円、当時はレートが3倍くらいだわねぇ)で購入したと言う。当時としても安いギターだろう。


 飾りもほとんどなくシンプルな造り。

 「最高の名作(手作?)」の文字が泣かせる。Nickに説明したら喜んでいた。サイドとバックはローズウッドで、なかなか綺麗な木が使われている。ネックのそりやガタもなく、値段を考えれば驚くべきクオリティである。製造年や作者までは不明だった。

 しかもこの値段にしてアジャスタブル・ブリッジである。やや安っぽく、惜しくもオクターブ調整は出来ないようだが、同様の機構は1960年前後のYAMAHAの超初期作品であるD.が日本に置いてきたギターにもフル・アジャスタブル・ブリッジが採用されていて、静岡人の先取性!?には感嘆せざるを得ない。
 ギターそのものは軽く、音質も申し分ない。鳴りはそれほど強くないが、からっとしたいい音がして、オープンDのよく似合うギターであった。どこからやってきたギターなのだろう?


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