Guy Fawkes Night

11月5日(土)…の続き。
　今日はGuy Fawkes Day。カソリック教徒に対するイングランド王ジェームズ1世の弾圧に対し、ウェストミンスター寺院（議会)爆破を狙うも当日に発覚し失敗に終わる火薬陰謀事件Gunpowder Plotが起こったのが1605年の11月5日（ユリウス暦。いまの11月15日にあたる）なのである。昨今の情勢から「史上初のテロ未遂事件と、これを防ぎ憲政を守り抜いた輝かしい歴史」などと喧伝されるようだが、カソリック側からすれば無念の日に他ならない。ガイ･フォークスは実行犯のリーダーである。
　地域によってはわら人形に火をつけて引き回したりもするようだが、今じゃまあ全国共通の花火大会の開催日である。前日の金曜の夜も小さな花火が上がったり、どこかの学生が爆竹を鳴らしたりしてうるさかったが、本番は今日。400周年の記念日だが、トラファルガー200周年の華々しさに比べれば取り立ててどうということはなかった（400周年なのも昼間にフットボール見に行ったとき恩師に教えられて初めて知ったくらいだ)。
　日本の花火と違うのはもちろん季節もそうだが、一つの自治体が大きなのを揚げるのではなく、それぞれの街が小さな花火をあげること。各小自治体の独立性を示しているともいえるが、要するに地元で楽しむお祭りなのだ。それぞれはかなり小規模で亜細亜人にはやや物足りないが、そんな中でこのSaltwell Parkの花火はまずまず良かった。対岸Gatesheadの街で、NewcastleのMonumentまたはGateshead Interchangeから53番のバスで15分ほど。


　大きい花火も良いが、小さいものも近くで見ると綺麗だった。25分程度のものだが、冬の花火を楽しんだ。