最小限のオーディオ

　日本で使っていたセットはこちら。映画はめったに見ないのでサラウンドは不要、前方定位だけを考えたシンプルなセットしか持っていなかった。従って大したマニアでもないのだが、小出力でも真空管のアンプなのが唯一のこだわりだった。
　さて、英国滞在中は特にCDを聴くセットもないし、あまり良い音は期待できないなと思っていたのだが、前述のページでも下方に紹介されているかつて使っていた３W×２の超小型自作真空管アンプと、YAMAHAの小型スピーカだけは船便で到着した。何のソースにつなぐか悩んでいたのだが、結局ケーブルテレビのTELEWESTのボックスに出力端子があったのでこれにつないで楽しんでいる。消費電力30Wくらいなので、そう大きな変圧器は必要ないのも良い点。

テレビは"LORD OF THE RINGS-THE TWO TOWERS"。翻訳が不要なこともあって、この国の映画のコンテンツは本当に豊富である！

　インターネットの値段や速度はここNewcastleでは2年くらい日本より遅れている印象だが、ケーブルテレビの普及率が高いという強みがある。電話とテレビとインターネット１MBps全てあわせて45ポンド（9000円）。自動引き落としの手続きなどの不手際はあったが、工事も迅速で使用上のストレスも少なくまずまずお勧め。但し自動インストールCDは全く使い物にならない（日本語版OSだから？）ので、手動で設定しなくてはならないのが難点。
　デジタルTVの音質はクリアすぎるぐらいクリアなので、丸みのある音の真空管アンプとはマッチングが良い（普通のアンプだとぎらぎらきんきんどたばたした音になってしまうことも多いからね）。Tamaは全く音質に興味はないようで、あきれられているが…