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日本惨敗・その後 [ふっとぼーる]

 大きな試合の前後はにわか評論家が増えるのは本場のこの国でも同じなので、別に日本人が恥ずかしがる必要もないし、「俺は普段から見てるんだぜ」という態度をする厨房の方が見苦しいです。もちろん、間違いだらけの知ったかを言いまくるにわかファンの芸能人どもには殺意を覚えますが。そういうのはあまりこちらには居ないなあ。普段からフットボール評論家の活躍の場があるからでしょうね。

 ま、そういうことで初戦の惨敗については特に何も述べることはありませんが(世界に全く手の届かなかったころからフットボール一筋の父親の言葉「まぁ、日本のサッカーも楽しめるようになったじゃないか」というのだけを書き留めておく)、いま居る研究室はそれなりに各国の人間が集まっているので、ここに居る連中のお互いの国の結果はみんな気にしているし、恥ずかしがりもせずみんながぷちナショナリズム宣言。いいことだ。普段オーストラリアとは区別して欲しがっているニュージーランド人のSupervisor(ラグビーは好きだがサッカーはあまり興味なし)ですら、「うほほ~い☆今までW杯で1点も取ったことがなかったのに日本は何をやってるのよ~るんるん☆」と露骨にサッカルーの応援。氏ね。(苦笑)
 で、日本についてだが、英国人はラグビーやクリケットでオージーにやられまくったせいか(テレビは思いっきりオージー応援構成だったけどね)同情的な意見多数。なかなか良く守っていたのに…とか、頑張って動いていたのに惜しいね…とか。ただし、その後に必ずひとこと付け加えられるのは、「フォワードは最悪だったけどね」だ。「彼らは実はDFが本職なんだ」なんて悲しい冗談で返したりして。・゜・(ノД`)・゜・
 みんなの評価が高いのは現段階でやはりチェコ。攻撃力・防御力・組織力全てにおいて世界ランク2位は伊達じゃないってみんな言ってる。さあ、日本の自称サッカーに詳しい坊やたちよ、試合前の評論家の予想を掘り起こして晒せ!チェコを褒めているヤツこそがネ申だ!(まだ早いか)
 イングランド代表については点が辛い。「チームになってない」「攻撃の形が全くできてない」「エリクソンは何を考えてテオをメンバーに入れたのか判らん」などなど。確かに現段階でテオ=ウォルコットを入れた意味は見えてこないが、それ以外は最強メンバーだと思うのだが。ただ以前から言われているように、ベッカムの高速ロングパスが空しく豪華攻撃的MFのアタマの上を通り過ぎてゆくだけ、という戦術的マヌケさは否めない。普段プレミアを見慣れているここの国民たちは、イングランドの命運はジョー=コール/ランパード/ジェラードの超強力突進型MF3巨頭にかかっている(ここにルーニーもFWだが加わる。「彼は最強のMFだ」とありがたいのかそうでないのかよくわからないホメ方をしたのはジェラードだったかな?)ことにみんなとっくの昔に気づいている。オーウェン/クラウチの凸凹2トップはあくまで最後にとどめを刺す中村主水みたいな役割で十分なのだ。特に、今大会は怪我もなく、脂の乗りきったフランク=ランパードの大会になってほしいと勝手に思っていたのだが、なかなかそうはならないようだ。

 いつもに増してみんな家に帰るのが早い。俺もさっさと帰ろう。来週のブラジル戦はブラジル人のLeoと一緒に我が家で観る予定だ。日本の敗退がまだ決まっていないことを祈る。


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