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Visaのトラブル… [ヴィザ・留学・研究]

 といっても、帰国まで3週間ちょっとで論文の仕上げに追い回されているD.の問題ではない。しかし最近留学されている先生の体験談から。
 D.の時の問題とは重なる部分も、異なる部分もあるのだが、この先生の経験のポイントはWP-SR1(Work Pertmit for Sponcered Researcher)を延長しようとした際に、半年で最低5050ポンド(120万円)のグラントが必要である、という数値目標が設定されてしまったこと。この金額が延長でなく新規申請の場合にも適用されるのかどうかは不明だが、D.の時(このときはAcademic Visitorからの変更なので新規)にも「具体的に日本の教授がなんぼ援助してくれるのかの手紙を出せ」と言われたので付けた覚えがあり、やはりこの金額が基準になっている可能性はある。また、このグラントが公的なもの(奨学金など)でなくてはいけないのか、自分の預貯金証明でもいいのか、についても不明(預貯金証明はダメ、という情報あり:追記)。結局自費留学であるD.の場合は教授のウソ・レター(偽造したという意味ではなく、実際には頼ることのない研究資金の金額を書いて頂いた、ということ。もちろん研究費が必要になれば請求はできただろうし実際に多少の研究資金を頂いているので、広義には教授が金額を含めての保証人・スポンサーになって下さった、と言える)でコトが済んでしまったのだが(D.がその後もめるのは国外申請用と国内申請用を間違えられた件で、WP-SR1申請そのものはスムースに行った)。なお、いま申請書を見てみたら予定Funding額は25,000ポンド/年と記載して申請してあるが、教授からのレターにいくらと書いてあったかは日本の英国大使館に持って行かれてしまったので不明。おそらく10,000か15,000ポンドくらいで、あとは自分の預貯金証明だったような記憶もある。
 ということで、教訓としては、WP-SR1申請については年240万という額(最近円安なのでもっと上がるかも)をウソでも何でも裏付けること。面倒な条件が増えてゆくなあ…。

 日本の医師は本来自費でも何でも頑張って業績を上げるために来るので、Academic Visitorで簡単にやってきてもそのまま居着くなんてことはまず無かったのだが(例外もある)、他国の連中でそういうのが多すぎたために締めざるを得なくなったようだ。これから日本の医療も崩壊してゆくわけだが、その時の海外流出の選択肢に英国は無い。念のため。(GP不足を海外から補おうとしていた件についても、EU外からの受け入れはしない方針に変更するようだ。専門医は元から無理)


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fujitaku

ご無沙汰です。
帰国したら連絡よろしく。
たぶん近所にいるから会おう!(^^)
by fujitaku (2007-03-19 08:20) 

KDN

了解です。
帰国後早速クルマも整備予定です。
問題はやはり、危機に瀕する産科医療でしょうか…
by KDN (2007-03-19 22:20) 

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