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家探し [英国生活・文化]

5月26日(木) かんかん照り、暑い!

 午前中D.は大学へ。街と一体化した巨大な大学で、しかも古い建物と新しいものの調和が美しい。緑も多い。街の人も歴史ある大学がここに在ることを誇りに思っているのだろう。一日で好きになってしまった。市民病院のおまけぐらいにしか思われていない自分の母校を思い出すと悲しくなってくる。
 ボスの秘書のSueが迎えてくれた。前教授の時からの超有能秘書なので、英国的見た目も豪快おばちゃん(!?)を想像していたら、ダイアナ妃が正しく歳を取ったような英国的美人だった(笑)。IDカードやインターネットの手続きを手際よく手伝ってくれた。ボスのSteveには今日は会えないはずだったが、仕事の合間(日本的に、研究の合間に産科医としての仕事もしている)にすっ飛んできて、強烈なマシンガンのような早口で必要なことを話してそのうちにまた病院から呼び出されて飛び出していった。床の上にまで書類が散らばっている面白い教授室の写真は、またいずれお見せしよう。
 TamaはUWIG(大学関係者の非英国人夫人の会)へ行って英会話のお勉強。

 午後、家を探しにインターネットでアポを取っていた業者のところへ行く。家賃は高い。日本でいうところの2DK、3DKが主で、家具・電化製品つきではあるが500~550ポンド(10~11万円)は最低ラインで、もっと良い場所だと600ポンドを超えてくる。今日見せてもらった物件は街の中心からやや遠くてスーパーもなかったり、近くても街の雰囲気が荒れていたりと、あまり良い印象は受けなかった。また、敷金や礼金はないが、英国の銀行口座を持たない場合は6ヶ月分の家賃を前納することを要求される(そうでない業者もあるらしいが、特にアジア人差別で言っているワケでもないらしい)。そして銀行口座を開くには英国内の定まった住所が必要であるので、どちらが先か(不動産屋は"Chicken and egg"なんて言っていたが)という問題に直面する。一旦帰って考えることにする。

 夜、Steveが車で街を案内してくれる。案内といっても、家探しのためにここはいい街、ここは駄目、ここはflatが少ない、と例の早口で説明してくれるのだが、運転がなかなか激しい!Tamaは後部座席で寒くて震え上がる。クルマは奥さんのクルマのNew MINI(すごく多い!)で、もちろんマニュアル。僕の日本に置いてきたクルマはポルシェだと言うと、おお、キミはスポーツカーのことが分かるのか!じゃあモーガンは知っているだろう?それが俺の車だ!と彼は言った。しゃべり方も生活もまるで米国人だが、その辺は英国的である。(笑)


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コメント 2

SHIN

とにかく一日の中でめまぐるしく天気の変わる町
と言う印象を持っているので、
晴れのご到着とは、前途洋洋ですね。

うまいビールの飲めるパブ
これが近所にあるのと無いのでは、散歩の楽しみが
何倍も違いますよね。
パブの近くの家が見つかることを、祈っております。
by SHIN (2005-05-30 10:55) 

KDN

パブはそこらへんにけっこうあるのですが
新婚の妻があまり行くのを許してくれません…
パブなくしてなんの英国暮らしか!
by KDN (2005-05-31 10:42) 

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