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Carlisle [英国内旅行]

8月7日(日) 晴れ
 イングランド北部、スコットランドとの国境に近い街は東岸ではBerwick-upon-Tweed、要するにTweed川が国境ということになる。Newcastleからは40分くらい北側。そして西岸がCarlisle(カーライル)。なぜか名前は日本人もよく知っている。何故だろう?
 Newcastleからは鉄道で英国横断して1時間20分の小旅行。ローマ人の築いたブリテン島を横断する壁=ハドリアヌスの城壁(世界遺産)に沿って走るこの鉄道が開通したのは古い。現在は民営化されているが、2両編成のディーゼルカーがとことこタイン川沿いを走る、その名もタイン峡谷線。

と言っても、吉野の急峻な渓谷を見慣れた日本人にはあまりに穏やかに見えるが…

 小さな街だが、グラスゴーからの流れ者が多くて夜は危険らしい。カーライル城は歴史博物館になっていて、日本ではあまり習うことのないイングランド×スコットランド攻防史を深く勉強することができる。しかもここはイングランドなのにスコットランド側に立った展示なのがまた面白い。

 城と大聖堂以外にはあまり見どころがないので、バスで30分のスコットランド側の最初の町Gretna Greenへ。この町というより村は英国のカップルたちがあこがれる悲恋伝説の地。今でもイングランド式結婚は21日間の「異議申し立て期間」を経ないと結婚が認められない。結婚の申請をして3週間の間、管轄の役所の前に張り紙をして異議の有無を募るわけで、両親の反対があると結婚できなかったりする。ところがスコットランドはその法律が適応されなかったので、多くのカップルがイングランドから国境を越えてきて、この村の結婚業務を兼任していたBLACKSMITH'S SHOP(鍛冶屋。カナトコがいまでもシンボルマーク)に駆け込んだらしい。18世紀から戦前まで続き、戦後は一時イングランドの法を強制されていたが最近再びスコットランドがその点については自治を認められるようになり復活。今でも結婚式で商売をする村として生き残っている。胸像はここから海沿いへしばらく行った街Dunflies出身の偉大な詩人、Robert Burns。彼の詩の中にこの街のことが出てくる…らしいが、どんな詩だったかTamaが思い出せず苦しんでいます。情報をお持ちの方お教えください。(笑)


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