SSブログ

携帯のはなし [英国生活・文化]

 日本では夫婦ともVodafoneを使っていた。国際ローミングは高くてこちらで普段使うのは到底無理だが、行き・帰りや日本一時帰国(しないつもりだが)には重宝しそう。基本使用料はもったいないが今の番号は捨てがたいし、家族からの緊急連絡用にも…ということで、NOKIA好きのD.は702NK(6630)、Tamaは902SHにした。
 ところが、まず日本仕様NOKIAの充電器が240VまでOKと書いてあるくせに、焼損!さいわい火を噴いたりはしなかったが、あっけなく臨終。中○製のクオリティの低さを痛感。仕方なくこちらのVodafoneショップで購入。10ポンドもした。続いてTamaのSHARP製が電源入らなくなる。SIMカードと電池を一旦抜いてリセットすると復旧したが、なんとこれはプログラムの初期不良!HPにも「ご購入のVodaショップで無償修理いたします」やて。ああそうかい、日本まで着払いで送ったったらええんかい!全く、グローバルを名乗って減収に転落した奴ららしいお粗末さ。

現地購入のアダプター。デザインは悪くない。

 では現地携帯はどうするか。プリペイド式が普及していて便利だとは聞いていたのだが、日本でも手続きのできるO2(オーツー。日本の販売店はモベル)にした。この会社が面白いのは、日本のクレジットカード引き落としができて、基本使用料無料、ただし通話料はプリペイドなみに高いという、よく言えばいいとこ取りの、悪く言えば英国人以外向け中途半端サービス。D.はSIMロックのかかっていない超変態的携帯NOKIA7600を別途購入したのでいつでも他のキャリアに交換できるし、Tamaのほとんどおまけ的超ベーシック機NOKIA3410はロックがかかっているがその気になれば街の業者に解除も依頼できるし、気に入ったのがあれば買い換えても良い。
 そんなこんなで適当に決めたO2だが、電波は時々悪いものの絶望的ではない(同僚は「キャリアとしては最悪だ」と言っていたが、その詳細は不明)。通話料はやや高めだが、基本使用料無料なのでもっと電話するようになればもう一つSIM買って交換してこれはどこかに保存しておけば良い(このポータビリティの感覚は日本とそれ以外で大いに異なる)。また、銀行口座なしでスタートできたのは大きかった。口座を開くのに時間がかかったからだ。ということで、最初の英国携帯として持つのには、おすすめ。
 但し絶対にしてはいけないこと。それは国際電話。異常に高い。よほどの緊急でない限りはIP電話のORBIX(日本語サービスの英国プロバイダ。ただしインターネットそのものはやや高いのでよほど英語がしゃべれない人以外にはお勧めではない)を利用するようにしている。が、これとて携帯からかけたり、日本の携帯にかけると音質が極端に良くない。自宅から自宅にかけるのが一番。


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 1

KDN

追記:そのNOKIA7600の受話スピーカーが死亡(ハンズフリースピーカーは聞こえる)。耐久性を誇ったNOKIAもいまや凡百のメーカーに過ぎないのか…にしても、どうやって送り返して修理してもらえってんだよ!間違っても不器用な英国人に修理なんてしてもらいたくないし。
by KDN (2005-08-23 09:29) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ちょこっと構造改革夏休み ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。