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英国小ネタ集(2) [英国生活・文化]

先日仕事の進まないイライラしのぎにwikipedia見ていて大発見。
今ではポピュラーになったお笑いのしゃべりにいちいちキャプションをつける手法。
日本で一番初めにやったのはナイトスクープなんだそうです。GREEAAT!!
でもそれが東京人が真似したとたん限度を知らずクドくどこにでも使われる。ま、いつものこと。
…英語のテレビではあれが限りなく恋しい(爆!)

1)おーうぇん来る。
 日本でも大きく報道されたと思いますが、銀河系軍団という名の寄せ集め崩壊寸前チームから英国の新・英雄が帰ってきました。それもNewcastle Unitedに。来年のW杯をにらんで、エリクソン監督が「各リーグで試合に出ていない選手は使わない」と言ったことも関係しているみたい。本当は生まれ育ったリバプールに帰りたかったみたいだけど、リバプールがレアルに売り渡す時につり上げた契約金がアダとなって到底取り返すには至らなかったらしい(あほ)。
 そもそもオーウェンについては活躍は知っていたけれど、どんな人物かは全然知らなかった。で、調べてみるとこれが面白い。嫁Poshにいいようにいじられているベッ公や素行不良でタブロイド紙の格好のネタになっているルーニーと違って、良くも悪くもクソ真面目。奥さんは7才の時からの幼馴染みで、娘を目に入れても痛くないほどかわいがっている。ふ~ん。実はTamaが偶然オーウェンの入団発表がSt.James Parkであった日に近くを通りかかって、白黒の縦縞(我らがユニフォーム)を来た大集団が通りかかるのに遭遇して一体何じゃ!?と思っていたらしい。平日の試合もない昼間でっせ。仕事しろ!(笑)でもあとから全国ニュース(!)でBBCやITVが伝える映像では、娘もちゃんと白黒を着てセレモニーに登場しているんだなあこれが。可愛かったですよ。
 で、肝心のN.C.U.だが、開幕からここまで危機的状況にある。4戦終わって勝ち星なし、2敗2分け。実に3戦目まで無得点!オーウェン加入後初試合もザル・ディフェンスがやすやすと抜かれ失点、オーウェンの突破からFKを得て直接決め追いつくも、そのあともサンドバッグ状態。よく同点で済んだもんだ。こんなことではアラン=シアラーのラストシーズンを飾れませんで。DFがお入用ですか?日本の大阪という街のチームに、英語もフランス語もしゃべれる日本代表のキャプテン、いてはりまっせ…(笑)

2)英国サッカーの生き字引。
 Tamaのブログにもあるが、エジンバラ旅行で知り合った老夫婦のお宅にお邪魔して、High Teaを楽しんだり労働者会員制パブを堪能させてもらった。それだけでも素晴らしかったのだが、もっと素晴らしかったのはその爺ちゃん、Bobのフットボール話。
 元はアマチュアのフットボール選手で、地域の指導もしていたフットボール好き(仕事は電気技師だったようだ)の72歳。なんといっても、1966年のイングランド・ワールドカップを観戦している!北朝鮮がやってきて予選を戦ったのはなんとこの周辺、ミドルスブラとサンダーランドなのだ!「黒クモ」ヤシン(ソ連のGK)も見たのかな。西ドイツとの決勝もウェンブリーまで見に行ったって!!!あの延長戦でのライン上に落ちたか落ちないかの「疑惑のゴール」は、確実にゴールだと言い張っている。(笑)
 その他、Newcastle Unitedにとっての最後のタイトルであるFAカップ(日本の天皇杯に当たるが、歴史はもっと古い)の決勝もウェンブリーへ見に行ったらしい(…1955年だよおい)。なんてこった!!!聞いておかないといけない思い出話が山ほどある!(笑)一度心筋梗塞か脳梗塞で倒れたそうで、低用量アスピリンを欠かせない。お子さんもいないので寂しいだろう。ここにサッカー好きの息子を得たと思って(笑)いつまでもお元気で。すぐまた遊びに行くよ!

3)おめーら、実は酒に弱いだろ!?の続報。

 このビールはステラ・アルトワStella Artois。日本でもそんなには珍しくないと思いますが、ベルギーの代表的Lagarです。英国ではよく見かけます。
 先日、英国でのこのビールのあだ名を知った。”WIFE BEATER"である。「妻殴り」だと。その理由がまたあほらしい。このビールはアルコール度数が高く、悪酔いや二日酔いをしやすい為に夫婦喧嘩の元になるから、らしい。ほんまかいな。
 では、そのアルコール度数はどれくらいなのか?これがじつは、たったの5.2%なんです。こちらで市販されているビールは4%台がほとんどなのでまあ高めですが(アルコール含有量によって税金が決まっているらしく、他のビールに比べて少しだけ高い)、日本では5%台は当たり前、たまに6%ありますよね。そんな程度のビールで酩酊するな、英国人!!!(ただし、昔のビールとはやや内容が変更されている可能性はある)

4)ゴルフ
 一緒に働いているジェントルマンな有能病理学者のHarryが誘ってくれて、月に1回はゴルフに行っている。彼のゴルフ友達の、近くのカレッジの副学長Neilと3人で回ることが多い。このおっちゃんも面白くて、いつも3人で愉快に土曜日を過ごしている。ちなみに僕以外の2人の腕前はシングル前後といったところ。先月船便で自分のセットも届いたので(それまではHarryのセットを借りていた)快調。といってもスコアは恥ずかしくてここには書けないが、滞在中には100を切れそうな気がする。
 コースがまた良い。Newcastleからやや海沿いに南に下ったビレッジWashington(アメリカの初代大統領の先祖の出身地という説あり)にある、彼がメンバーのゴルフコースだが、意外とアメリカンな感じの広々としたコースでありながらとても戦略的。ブッシュやヒースに打ち込んでしまうとロストか、見つかっても大変。バンカーは嫌なところにあるしグリーンも難解。フェアウェイも日本の絨毯のようなのと違って、粘土層の上に芝生が張ってあるだけだからより正確でないと飛んでくれない(でもターフが飛ぶので気持ちいい)。かなり難しいコース。
 手入れもかなりいいコースだが、メンバーのゲストは安くてたった12.5ポンド(2500円)だ。ビジターでも30ポンドくらいらしいから日本に比べればはるかに安いのだけど。ただしカートは別料金、バッグはほとんど皆かついでいるかローリーでひいているか。それもまた良い。
 貧乏暮らしでは毎週というわけには行かないが、何とか上手くなって帰りたいもんだ。Thank you, Harry!


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SHIN

ビール、サッカー、ゴルフ

ふっふっふっふっふ、染みてる染みてる、染まってる。
日本人に戻れない症、のステージ2まで進行中だな。
よしよし。

清く正しく元気よく、金はないけど、土地の水を飲めば
土地に染まっていくものだよ。
貧乏は、ある意味つらさを伴うものだけれど
お金だけあって、経験のすくない人と比較すれば、
このうえなくリッチでフツーツフルではあ~りませんか。

いいねぇ~・・・

あ、メールマガジン、貰いました。
あの会社アドレスでお願いします。
自宅PCは触ってもいませんので、、、、
古いアドレスに、猥褻メールがドカスカ来ていたので
アドレス変更しましたけれど、変更したら
どこからもメールが来なくなり(当たり前)、
つまんないので、閉じたままです。 はい。
by SHIN (2005-09-20 07:27) 

しょちょう

よくリサーチされましたね。凄いです。
by しょちょう (2005-09-21 09:28) 

KDN

SHIN師匠
 本当に、カネはないです(涙)ヴィザもどうなるか分からないので、もしかすると1年で帰還しないといけないかも。日本に帰りたくない病は発症しかかっていますが…
しょちょう先生
 リサーチの続きで(笑)昨日飲んでみましたが、確かに回りが速いようには感じますね。妻は殴りませんでした(笑)
by KDN (2005-09-21 20:46) 

SHIN

ふむふむ。
日本人に戻れない症、の潜伏期間に
日本に帰りたくない病、を併発したのだね。
この合併症にかかると、その先に待っているのは
僕は日本人だけれど日本人である前に地球人である脳症、だな。

日本でトランジットしてアメリカ行き、とか
アウト・トゥ・アウトで、そのままインド行き、とか
エルドラードを求めた地球ジプシーへの道に進むのであるよ。

とりあえず入国してからヴィザが取れるドイツあたりが
迷ったあげくの目的地になりそうな気がしますが・・・・
by SHIN (2005-09-22 06:58) 

KDN

お金さえ続けばいつまでも放浪していたいのは
学生時代からの性癖でございます(笑)
でも金欠にて終了するのも毎回のこと。
頑張って2年はきっちり滞在したいものです。

こちらからだとアメリカ経由日本行きなんて手もあるんですね。
最後に帰国する時はその手で米国観光もしてみようかしらん?
by KDN (2005-09-22 18:55) 

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