トロント・ナイアガラ [国外旅行]
3月21日~26日
学会のためトロントへ。初めてエールフランスに乗った。Newcastle発6時30分という邪悪な便のおかげで(KLMはもっと選択肢があるのだが)朝4時半にタクシーを予約して来てもらわなくてはならず(でもいつもちゃんと来てくれる)、しかもNewcastle国際空港のチェックインカウンターでは「パリのカウンターがまだ開いていないので、パリ→トロントの便はCDGでチェックインし直してくださ~い」…しかもそこまでして早々とたどり着いた搭乗口で機材の不良(雪でした)のため2時間遅れ。チェックインできたんちゃうんか!
CDGの乗り継ぎカウンターはやる気のなさそうなオネーチャンが数人チンタラチンタラ働いていて非効率そのもの、ラテン気質丸出し。決して不親切ではなかったのだが。飛行機降りてダッシュで前の方に並んだのが幸運で、後ろには長蛇の列やった。遅れていたら間に合っていても時間のない乗継だっただろう(これがあるから乗り継ぎチェックインは嫌いなのだ)。しかもセキュリティチェックはヨーロッパの空港とは思えないくらい厳しいし、免税品店は楽しそうだが結構混みあっていて空港の容量の限界といった感じ。卒業旅行帰りらしい日本人の若者が多かった。買う金はないが少しくらい冷やかそうと思っていたら英国から携帯に電話。ヴィザ延長の書類が足りないという…この一件については来月落着次第報告します。まったくドタバタあたふたしながら初めての大西洋便に搭乗。
しかしそのAFが実に素晴らしかった。機材もいいし、CAのサービスも洗練されている感じ(いや、KLMと比較するのが間違いか)。機内食も今まで食べた中で最高で、運賃を考えればとんでもないもの(日本便は運賃高いけどね)。これは空いていた帰りの話だが、日本語まで話せる親切なムッシューがいて、食後にコニャック(無料!)まで勧めてくれた。もうおなか一杯だよって言ってるのに、まあそう言わず、なんて笑いながら。エコノミーであっても(客の払った値段に関係なく)ここまでしてくれるとは、ちょっと他社では真似のできない芸当だろう。
そんなこんなでたどり着いた初めての米大陸は思ったほど寒くはなかった。せいぜい最低マイナス8℃くらい。トロントの北にあるキングストンに2年間居たうちのSupervisorの経験した最低気温はマイナス50℃(!!!)だとか…
学会の合間にナイアガラの滝へ。こちらは馬蹄型で美しいカナダ滝。
アメリカ滝。周りはカジノや歓楽街が並び、熱海とか日光といった感じ。
エレベーターで滝の裏に降りることができる。一部凍っております。
CNタワー。CNとは旧カナダ国鉄のこと。
タワーの上からオンタリオ湖を望む。湖の向こうはアメリカ、ニューヨーク州。
旧アストロドーム、今は名前が変わっている。日本のドーム球場のお手本。
ギリシャ人街が楽しかった。一見何の変哲もない街なのだが、レストランに入ると陽気な兄ちゃんたちで一杯。量も多いこと多いこと(もちろんそれが大陸流なのだろうが)。メキシコ料理も悪くなかったが、全体に大味。日本料理店はTamaが行きたいと言うので行ったが、無愛想な日本を嫌いなくせに日本料理店で働く某半島人のウェイトレスに一瞬で嫌気が差した。英国に比べれば魚ははるかにマシだが、それでもあえて食べる気になる値段ではない。それよりはマーケットの肉屋・魚屋・サンドイッチや各国テイクアウェイの方がはるかに魅力的だった。食材も豊富。ピザ屋も定番だがなかなか。
アジア系ではタイ料理が多いとか。タイ料理と中華の混じったようなレストランに行ったが、味は良いもののやや割高な感じだった。アジア人で愛想が良かったのはここのタイ人だけ。そういえばクラブでも可愛い店員たちの中で某大陸系アジア人女性が一人だけ無愛想なブス顔で働かず偉そうにしていたな。カナダではK国人の落書きやレイプ、C国人の無法ぶりが米国に比べても特に問題になっているという。英連邦(加、豪、NZ)に共通するのは非常に強い移民同士の共存意識と平等の観念、ルールを守っての助け合いだから、そういった無礼な連中には特に神経質になるのがよく分かる。これは貶めていっているのではなく、日本人だからといってすぐに区別してもらえるわけではないので(少し観察しているとすぐ分かるらしいが)、アジア人全体としての大きな問題なのである。
街そのものはいろいろと問題もあるようだが、治安も特に悪いようには思えなかったし、落ち着いた大人の町であった。ただ、やはりヨーロッパに比べると見どころは少なく、また分散している。来年夏に上手く行けばまたKingstonで学会があってカナダを訪問できるが、果たして仕事の都合はつくだろうか?
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