スコットランド紀行(５) Over the sea to Skye

８月１６日(火)　小雨
　今日はSkye島へ渡る日。表題はケルト音楽のタイトルらしい。悪友の卑猥という男（ちがった、岩井だ）が教えてくれた。今度探してみよう。

　列車でさらに２時間半、ブリテン島側の終点カイル・オブ・ロハッシュKyle of Lochalshへ。ただし地図を見ていただければ分かるがここは北の端ではなく、さらに北のWickとThursoまで列車は走っていてシェトランド諸島へのフェリーが出ている。が、終点っぽい雰囲気にあふれているのは変わりない。ここから♪北へ帰る人の群れは誰も無口で～連絡船に乗り～♪となっていたわけだが、十年前に橋がかかったので今はバスである。(笑)

　時間があったのでバスで10分ほどのところにあるアイリーン（イーレン）＝ドナン城Eilean Donan Castleへ。湖にひっそりと佇む様はスコットランドでもっともロマンチックな城の一つに挙げられるにふさわしいが、この城は同時にスコットランド反乱史の象徴でもある。1719年、スコットランド最後の反乱であるジャコバイトの乱の重要な拠点であったこの城はイングランド艦隊によって破壊され、その後城代の子孫が再建するまで200年にわたり廃墟のままだったという。中は博物館。

　いよいよスカイ島Isle of Skyeへ。元のゲール語Ellan Skianaghとは「翼のある島」の意味。その入り組んだ地形のせいもあってかなり広く感じる。橋を渡り（この橋、かつては高額の通行料で悪評高かったが、現在は無料らしい)中心の街ポートリーPortreeをめざす。風景はごらんの通りで、緑に比して岩山の比率が高く、海にせり出している他はHighlandの風景そのまま。自然の厳しい環境であることは容易に感じられる。

　Portreeは観光地ではあるが小さな愛らしい港町だ。レストランでシーフードを食す。日本に比べれば価格も高く、驚くようなものでもないが、英国に来てからはとても味わえなかったような新鮮さ。同様の食事をロンドンですれば最低でも2倍の価格はするのではないか。生がきOysterは特に素晴らしく、他の町ではなかなか食べる気になれないだろう。
　この2日間のB&Bはやや街外れにあり、バス・トイレ共同のやたらと小さな部屋だったがとても清潔で、しかも安い！1泊フル・スコティッシュ・ブレクファストつきでお一人様￡20（4000円！）である。食費も何もかも高いのに、B&Bだけは安いところが見つかるのがまた英国らしいところだ。

コメント 3

こんにちは（＾＾）／再来週にScotland、スカイ島に行くのですが、お泊まりになったB&Bはどちらでしょうか？20ポンドは魅力的でして・・・HP等ありましたら、教えてください。宜しくお願い致します。
by （＾＾）／ (2005-09-11 13:13) 

了解でっす♪
名前は"Sandgrounder B&B"
Portreeの中心からは１５分くらい歩きますが
とても静かなResidencial areaにあって
目の前にCo-opまであります（ただし食べ物持込は禁止）。
ちょっと狭いですが、フレンドリーでハイパー元気者のオヤジが迎えてくれます。
http://www.123freehost.co.uk/sites/sandgrounder/
また感想など聞かせて下さい！
by KDN (2005-09-12 08:30) 

ありがとうございました（＾＾）／Sandgrounder B&B、早速、メールしてみます。ありがとうございました。
by NO NAME (2005-09-13 06:54)