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電気製品 [英国生活・文化]

 阪神は全然ダメだったようですね。屈辱の年に日本に居なくて良かった…か?
 でもまあ、自分の信念をきちんと貫く立派な監督に敗れたのは不幸中の幸いとしようか。かつてボビーが2位の好成績を残した時にどこかの基地外管理野球の亡者H岡(および拒塵一派)が彼を追い出さなければ、彼らのこの歓喜はもっと早く来たはずなのであって、日本の野球が10年遅れて正しく回りだしたということなんだろう。その10年遅れている間に、子供たちは野球ではなく真のスポーツであるフットボールをするようになりつつある。これは素晴らしいことだ(将来他のスポーツに転向するにしても、全身を使ってきっちり基礎体力を養えるフットボールを最初にするのはとても良いことである。逆に本来そういうスポーツでないところに魅力のあるベースボールを軍隊式教練に仕立て上げようとするから、マゾばっかりのスポーツになるんだな)。断っておくが、フットボールもベースボールも好きだ。でも、ここに書いた想いはたぶんもう一般的な考え方になっていて、阪神ファンのアンチ虚甚だけが思っていることではないと思うよ。

 冒頭から話が逸れてしまったが、今日は電気一般に関するお話。

 旅行ガイドなんかには書かれていることも多いが、英国では右側のタイプのコンセントが一般的である。長方形が3つのタイプ。他の丸ピン2つとか3つとかも見かけます…なんてモノの本には書いてあることもあるが、見かけたことないぞ。ほぼ全ての市販の電気製品はこの四角3つ240Vなので、これに合う変換アダプターなら問題なし。中途半端にアメリカ用丸ピン2本なんかの電化製品(「海外旅行用ドライヤー」とかね)を持ってきたりすると、変換プラグとのかみあわせが悪かったりして苦労することがある(←経験者語る:涙)。240Vは多くのノートPCなどのアダプターは対応しているが、そのアダプターまでのコード(アダプターを境に交換できるようになっている事が多い)は120V程度までしか対応できないことがあるらしいので、日本で海外用のコード(アダプターではなく、線の部分だけを売っている)を購入してくるか、現地でも探すことが出来る。大丈夫だろそんなの、と思っていたが、日本から持ってきた携帯用の充電アダプターが240Vに耐えられず一発焼損したので考えが変わった(苦笑)。線の太さももちろんだが、アースをしっかり確保できるプラグの頑丈さも重要と思われる。

 そのコンセントにスイッチがあるのがお分かりだろうか?これもこちらでは一般的で、逆に日本のコンセントにはほとんどついていないと言うと"AWFUL!!"なんて言われた。来た当初、電気製品がONにならなくて、これが噂の故障かな~さすが英国だな~なーんてことが度々あったが、ほとんどがコンセントのスイッチの入れ忘れだった。まれにこんなに分かりやすいスイッチではなく、箱に同化したかのような分かりにくいスイッチもあるので注意。各部屋にあるコンセントそのものの数は何故か多い。これは我が家だけだろうか?

 写真左。台所の天井埋め込み型電球が切れたので交換したもので、普通の電球のようだが全く違う。これがなんと、車のヘッドライトと同じハロゲンランプなのだ(50W)。高くはなく、せいぜい一本200~400円くらい。台所の天井にはこれが4本埋め込まれている。電気会社のパンフレットに「ハロゲン電球5本で1000円!」みたいなキャンペーンが掲載されていたので、かなり一般的なものと思われる。一本では弱すぎる難点があるが、コンパクトだし日本のレフ電球よりは耐久性も燃費も良さそうである(日本で住んでいた'80年代後半建築マンションの天井埋め込み型電球がレフ型で、よく切れるし電球そのものは高いしで苦労した。それに比べると英国の電球はみんなが言うほどは切れるように思えない)。ちなみに一般住居の電灯は圧倒的に白熱灯が多く、蛍光灯が少ない。電灯器具そのものに複雑な機構を持たせるのを嫌ったのだろう。幸い、日本と同様に電球型蛍光灯も多く見かけるので、長時間点灯する部屋ではこれに交換している。ソケットは2ピン引っ掛け型クラシカルタイプとねじ式とが混在していて、我が家も1箇所だけねじ式である。
 部屋の電灯のデザインはそんなわけでシンプルな構造のおかげもあって、日本よりお手軽で多彩である。最近の流行はIKEAの勢力拡大のためか(?)竹と紙で作られたちょうちん風のヤツ。

 この辺りは学生街のせいもあってか、窓の外から見える電灯の多くがこの紙ちょうちんタイプだ。BBCの視聴者応募部屋デザイン番組("ROOM CHANGE"・・・先日終了したが、あまりに変化が劇的で応募した視聴者が"I HATE IT!! I DON'T LIKE IT!!"と絶叫してしまうことも度々あってタブロイド紙に叩かれたりした)でも、クレイジィな部屋の改造をデザイナーたちが競う中で、そのデザイナー同士の互選でベストに選ばれたのは禅の精神を取り入れるという、我々から見れば落ち着いたデザインをする兄ちゃんで、やっぱり竹や紙や紙ちょうちん電灯を多用していた。若いアーティスト志向の連中(日本を出るまでの俺はそうだった)はともかく、一般的には革新を求めつつも保守的な落ち着きを大切にしたい。この紙ちょうちんを取り入れる英国人たちには、そんなとてもバランスの取れた特性も感じられる。


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