散髪 [英国生活・文化]
10月28日(金) 晴れのち雨時々曇り
日本を出るときにしっかり短く刈ってきたので、5ヶ月ほど散髪に行かずに済んでいたのだがさすがにうっとうしくなってきたので、しかたなく行くことにした。
大体散髪などというものは日本に居る時から嫌いである。病院の外来は客商売だから伸び放題にするわけにもいかなかったし手術にも長い髪は邪魔なので、3~4ヶ月に一回思い切って短くしていた。一時気に入った美容室が出来てすこし茶色にしたりいろいろ凝ってみたこともあるが、アトピーが出てしまい病院内の散髪屋で丸刈りにしてもらうはめになった。国外に出て一番語学力の無さを痛感する局面が散髪屋だと言っていいし、アジア人の髪の毛は切りにくいとよく言われるらしいし、しかも英国で日常生活では唯一といって良いほどチップを必要とする(最近は5ポンド程度の激安店もあってそういったところではチップ不要らしいが)というし、全く面倒くさいことこの上ない。
しぶしぶ大学の帰りにCARRSという散髪屋に行く。Osbourne Roadの南の端からTown Moorの方向に向かって歩き南にちょっと入ったところ。同じ研究室の心臓外科医が薦めてくれたが、偶然にもいつもの通学路上にある店だった。
入ってみると子供が多い。椅子に座ったはいいが泣き出して中止して帰る子供もいる(苦笑)。この辺りの住人は比較的高所得者が多いので散髪屋に来る子供も多いのだろう。しかも今週はHalf Term Holidayといって学期半ばの一週間の休み(!)なのでわんさか来ているのよ、と担当のおばちゃんが言った。
アジア人の黒髪でもD.のは天然パーマがかかっているので難しくはないらしい。ストレートの剛毛はさすがにやりにくいとのこと。日本との最大の違いは洗髪をしないこと(する時は席を移動して別料金)。13.5ポンド(2700円)なので値段的には日本と同じ、英国平均としてはやや高めか。しかし親切で丁寧だったので行くまでの恐れはすっかり忘れて、とてもよかった。チップは50ペンス(100円)玉が散髪台の上に並んでいたのでお釣りから50ペンスを渡したが、1.5ポンド渡すべきだったのだろうか。このあたりの感覚はいつも難しいところだ。
唯一問題があるとすれば、
7・3分けは勘弁して欲しかった!(プライバシーに配慮して目線を入れさせていただいております…?)
七三の閣下も素敵ですよぉ。
プリンス・カット、と言えば、言えなくも無い。
バッキンガムの衛兵も、おもわず敬礼!か?
いいじゃな~い♪
by SHIN (2005-11-08 06:57)
アジア人とみるとこの髪型にしてしまいたくなるみたい。
もっと英国風つんつんで良かったのだけど…(笑)
by KDN (2005-11-08 08:30)